40代、50代のための毛穴の悩みについて
どういうわけか、6月くらいから毛穴が悩みですという人が増えてきます。暑くなると、毛穴の開きが気になるのですね。
中年以降、すなわち、40代、50代の毛穴の開きとなると、若い頃の毛穴開きと話は違ってきます。たるみ毛穴というのも、40代、50代からの悩みで、10代ではありませんね。
若い頃の毛穴開き、毛穴の目立ちは、主に皮脂が過剰に出ていることからきますよね。皮脂が多すぎて、皮脂と汚れが混在して、中には酸化してしまい結果的に毛穴が目立つようになってしまうのですね。
よく洗顔することがポイントになります。最近は吸着の良い石鹸も増えていますから汚れや皮脂をしっかりとりましょう。
たるみ毛穴が代表的
今回は40代、50代の毛穴の開きの話です。
大人の女性、すなわちアラフィフのためのお話です。
大人の女性が毛穴で悩むというと主に、たるみ毛穴のことが多いのです。歳とともにひどくなっているように感じるのなら、たるみ毛穴でしょう。
頬に多いように感じませんか?
でしたら、たるみ毛穴でしょうね。
たるみ毛穴の場合は肌の表面ではなく、底にあるコラーゲンやエラスチンが減っていくることに原因があります。コラーゲンやエラスチンは年齢とともに減っていくので、年齢とともに「たるみ毛穴」が目立つのです。
肌の弾力やハリの衰えは、コラーゲンやエラスチンが減少するからなのです。
肌のハリや弾力がなくなると、肌そのものがだらんとなってしまい、毛穴もさがって大きく見えるようになるのです。
このように40代、50代の肌の特徴から毛穴が目立ちやすいという前提があります。
その他には、どのようなことが考えられるでしょう。
アラフィフくらいになってからの毛穴が目立つ原因については、若い頃よりもう少し複雑で、大きくわけて3つあると言われています。
ストレスについて
まずは、ストレスです。
これはもう仕方がないですよね。ストレスのない世界がないのですから。なるべくストレスを減らそう、ストレスは発散しようとしか言いようがないです。
仕事や人間関係のストレスはもちろんのこと、春先は花粉症やら新年度でストレスがたまり、梅雨は梅雨でベタベタしてニオイが気になったり、夏になればなったで、暑さそのものがこれまたストレスです。年がら年中ストレスは身近にあるものなのですから、仕方がないといえば仕方がないことなのです。
しかし、毛穴開きの原因の筆頭に来るのが「ストレス」なのです。
なぜなのか。ストレスが毛穴の周りの柔らかいコラーゲンを減少させて、毛穴を閉じにくくさせていることが研究でわかっているからです。これは以前にも書きました。
また、ストレスは毛穴を広げる皮脂の分泌を増やすという側面もあります。毛穴のまわりのコラーゲンが硬いと皮脂が多く通ってしまうと、毛穴を収縮させることが出来ずに目立つからです。これがたるみ毛穴の主要な原因になります。柔らかければ皮脂が多く通っても戻るのですが、それができにくくなるから、ということです。
さて、ストレスをためない生活をめざすには、マッサージがいいですよ。お顔のマッサージでも、身体のマッサージでも保湿クリームを塗りながらやってみるといいです。できれば、香りのよい美容液、乳液などでお顔のマッサージを兼ねて塗っていくといいですよ。
私はお気に入りの香りの乳液を時々つかって、マッサージしながら大きく息を吸い込んで香りをかいでおります。アロマオイルがいいという人もいることでしょう。
このようなことを一日の終りにしておくと、気持ち的にもクールダウンします。
紫外線について
意外とこの時期、侮れないのが紫外線です。紫外線と毛穴なんて、まったく結びつかないと思いますよね。
これは過剰な皮脂分泌にかかわることになります。気温が上がると皮脂が増えるというのは、顔のTゾーンの脂っぽさからもわかるかと思います。化粧崩れで夕方まで持たない人も多いかと。
気温が上がってくることと、紫外線が増えることのダブルパンチで皮脂分泌が増加します。それだけ皮脂が毛穴から通るのですから、当然のことながら、毛穴が開きます。
気温が上がるのは防ぎようがないですから、せめて紫外線対策をしておきましょう。
いつもは日焼け止めだけで終わるものを、化粧下地も、ファンデーションもSPFやPAの数字に気をつけて、日焼け止めだけでなく、化粧下地もUVカット、ファンデーションもUVカットというようにすれば、防御力もアップするというものです。
この場合も、塗り残しのないように気をつけておきましょう。
さらに紫外線は肌そのものにダメージを与えます。肌の奥の真皮にまで影響が出ます。
これがまた、肌の弾力、ハリを失いますから、肌のたるみとなってしまい、それがたるみ毛穴になるという悪循環です。
乾燥について(保湿)
私のブログでは何度も出てくる保湿です。乾燥を防ぐことが肌にはいいのです。
夏は保湿は関係ないと思っている人の多いこと、多いこと。クーラーをかけたら、乾燥しますよ。表向きは大丈夫と思っていても、インナードライということもあります。
ニキビケアでも、かなりの人が脂性肌だから保湿は関係ないと思っているように、普通の人でも夏になると皮脂分泌が過剰になるから、保湿は関係ないと思い込むのですよね。
私のモットーは、肌の手入れは保湿にはじまり、保湿に終わる、なのです(笑)。
インナードライになりますと、それが肌のハリを失うことになり、肌がふっくらしていないと、これがまた毛穴の開きが目立つようになるという悪循環が待っています。
秋冬の化粧品を使えというのではなく、夏用の対策です。夏用の保湿です。うるおいを失わないようにです。肌の内側から水分でふっくらさせると毛穴も目立たなくなってきます。
夏には夏の基礎化粧品がありますから、ひんやりして水分がたっぷり含まれたものを選ぶといいでしょう。保湿です、保湿。保湿が大事です。
できれば、化粧水のあとは保湿目的の美容液を使うといいです。
とにかくみずみずしい肌を目指していくことが大事。乾燥のパリパリからはおさらばです。肌にうるおいを与える、うるおい重視でいきましょう。
肌の水分が不足するとキメも乱れます。なかには、たるみ毛穴が並んでしまい、帯状の毛穴にまでなることさえあります。こうなりますと、年齢よりも老けた印象を与えます。
化粧水で水分を与えた後、乳液やクリームで油分を与える基本のケアを徹底するだけでなく、高保湿美容液をプラスして、保湿力をさらに高めるのがおすすめです。
あとは、、、
これは最後の手段となりますが、ファンデーションや化粧下地で隠すことですね。
とりあえず、隠すということで、緊急的にやることも必要かな。化粧下地はフラットに見えるようにしておきまして、クリームファンデーションを塗り込んでいきますと、かなり毛穴は隠れるかと。パウダーファンデーションを厚塗り、という手もありますが、これは厚化粧になってしまうのが欠点ですね。
できれば、自然に隠したいではありませんか。化粧下地でフラットにして、クリームファンデーションで毛穴の目立つところを重点的に補正するというところで、どうでしょう。
毛穴開きの原因は大きく分けて4種類
毛穴開きに悩まされる人は意外といるものです。シミやらソバカスとか、シワに比べたら人知れず悩んでいることが多いのです。
ある日鏡を見ていると、なんでこんなに開いているの!と思うのが毛穴ですよ。私もこれに関しては、書籍を何冊か読みました。
私自信もこれは実感していたからです。もっとも、私の場合、毛穴が開くのは遺伝だと思いこんでいました。そういう体質なのだと。しかし、原因はあるのですね。
いわゆる、たるみ毛穴、シワのような帯状毛穴、詰まり毛穴、にきび毛穴
よく言われるのが、角質層の奥にある真皮という部分のコラーゲンやエラスチンが減少することで肌の土台部分がくずれ、それが肌の表面にまで影響が出てきます。
下の部分が崩れてくるのですから、表面のハリが失われてたるみが出てきます。
これがよく言われる「たるみ毛穴」です。
縦長にひろがっているのが特徴です。エラスチンやコラーゲンが不足していることと、保湿が不足しているため、水分がたっぷり含んでいないのですね。これは新陳代謝が衰えた中年以降の場合に多いのです。
加齢とともに増えてくるタイプといえるでしょう。
この「たるみ毛穴」の進化系タイプが「帯状毛穴」です。
たるみ毛穴は縦にひろがっているのが特徴なのですが、これがすすむと、ひろがっているのがつながっているようにみえてきます。それがまるでシワのようになってくるのですね。これが50代くらいになると悩まされるタイプの毛穴です。
ここまでくると、保湿に気をつけましょう、くらいではなく、乾燥防止の対策が必要になってきます。おそらく若い人でシワにみえるほどまでなる人はほとんどいないと思いますが、50代だとありえますね。
それに対して若い頃に言われるのが、「詰まり毛穴」です。
これは皮脂や汚れが詰まっていることで、そのことにより毛穴が開いてしまっているというタイプです。汚れが詰まっているので、毛穴も黒ずみます。古い角質層が皮脂と混ざって酸化することで毛穴が黒くなっていることもあります。
これは皮脂が多く出ていることもありますが、盲点としては、洗いすぎということもあるのです。洗うことで、人間の身体は水分が逃げないように皮脂を多くだします。天然の油膜を作ると思えばわかりやすいでしょう。
中には、クレンジングが不十分で汚れがたまり、それが結果的に毛穴を押し広げている、ということもあります。
この「詰まり毛穴」とともに、若い人にありがちなのが、「にきび毛穴」です。
ありがちなのが、ニキビを手で潰してしまってその後その後が毛穴が開いたままになっているという状態が一番考えられます。これは他人事ではなく私も若い時は、けっこうこのような毛穴が目立っていました。
「ニキビ毛穴」はそれだけではありませんね。でも思春期の頃など、皮脂の分泌が多い時期なので致し方ないこともあります。それと女性に多いのが生理前のニキビの悪化にともなって、毛穴も開いて見えるということもあります。
汚れと皮脂とが一緒になって皮脂の酸化で余計に目立つことになるのです。さらにはにきびの原因菌が増殖することでなっている面もあるでしょう。
毛穴開きには、以上、大きく分けて4つの原因があります。
年齢やホルモンバランスにも左右されます。
基礎化粧品による毛穴対策
次に考えるのが対策ですね。
上記を読んでいただくとわかるように、4つの原因のうち大きく分けて2つに分かれると思います。
主に中年以降の毛穴の開きと、
若いうち、10代、20代の頃とでは
毛穴の開きと言っても種類が違います。
基本的なところは、洗顔で汚れをとっておくとことと「保湿」が大事なのですが、対策は少し違ってきます。
まず、上2つのたるみ毛穴や帯状毛穴は、中年以降に多く見られます。これは加齢にともなって、コラーゲンが不足する、エラスチンが不足する、ヒアルロン酸が不足するとう面があります。どうしても若い頃の肌とは違いますね。
この場合の毛穴対策としては、ベースに保湿を考えますが、ヒアルロン酸の生成を助けるイソフラボンが含んだ化粧水にするとか、たんぱく質やミネラルが豊富なローヤルゼリーのエキスを含んだものを選ぶことが大事になります。
ビタミンA誘導体のひとつレチノールが補うことで、肌のターンオーバーを促進したり、コラーゲンの取り込みを促進したりする働きがあります。
あとはビタミンCです。ビタミンCは抗酸化作用がありますから、紫外線や刺激によるダメージから肌を守ってくれます。化粧水だけでなく、美容液も補うことで、うるおい成分を補給することが大事になります。
それらに対して、詰まり毛穴やニキビ毛穴は、比較的若い人が多いので、「加齢にともなう」状態とは別の対策になります。
まずは、しっかり洗顔して、クレンジングの残りがあるという状態には気をつけます。
せっかく保湿をしても肌で皮脂と汚れが混雑して酸化が進んでしまっては元も子もないからです。これは雑菌の繁殖を防ぐ、という意味もあります。
そのうえで、保湿を考えます。うるおいを補うのが化粧水です。うるおいを保つものとしては、セラミドがあります。セラミドはうるおいを保つだけでなくバリア機能もあるので、積極的に取り入れたいものです。
なかには、ヒアルロン酸ナトリウム入りの化粧水を使うこともあります。これらはすべて肌の保湿のためです。肌の水分を保つためとなります。
若いうちの毛穴対策では、水分と皮脂のバランスを整えるのがメインになります。皮脂を取りすぎてもいけません。
酸化を防止するという意味では、ビタミンC誘導体の利用も考えたいものです。
そのほか、ニキビ予防では真っ先に言われるビタミンB群です。主に、ビタミンB2、ビタミンB6ですが、それらを単独で取るよりはビタミンB群として取ったほうが効率よく働くという特徴が知られています。
新陳代謝とともに、脂質の調節機能があるので、皮脂の分泌を調節します。そのほかにもビタミンAを取ることで、皮膚や粘膜を丈夫にする働きもあります。
これらは、主に美容液が担当します。化粧水だとどうしても肌にとどまることが少なく、美容液で補うということが必要になってきます。
若いうちの対策と、中年以降の対策では異なる部分はありますが、基本は保湿です。クレンジングはしっかりと行い、できることなら、その後、引き締め効果のある化粧水で毛穴の開きを引き締めたうえで、保湿を忘れないことです。
特に皮脂が多く出るタイプの人は、保湿を忘れがちなのですが、水分が蒸発することでかえって、過剰な皮脂分泌を招くことを忘れないようにしましょう。過剰な皮脂分泌が皮脂で毛穴を広げることにつながりますから。
同様に、乾燥している人は肌の奥の水分量が足りないわけですから、これまたしっかり保湿を行う必要があります。
機会がありましたら、若い人の毛穴対策によいもの、中年期以降の毛穴対策になるものも紹介できたらと思っております。
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